「副業をやってみたいけど、どんな仕事がいいの?」と悩む人、多いのではないでしょうか。
副業を始める前に、というよりも働く前に、知っておかなければならないことがあります。
この2つを正しく区別することが、重要になります。
経済的自由を手に入れるために必要なのは「資産収入(=ストック収入)」です。これがないと、いつまでも労働に縛られた人生を送ることになります。
・「資産収入(=ストック収入)」;自分の商品や収益のシステム。”仕組み”稼いでくれるもの
サラリーマンの給料は「労働収入」に当たります。正社員でもアルバイトでも、時間を切り売りした”労働”であることに変わりないのです。
「働かないでお金を稼ぐなんで、そんな甘い話があるわけない」と思われるかもしれません。
サラリーマン脳に洗脳された人々には想像しがたく、不快な話でしょう。しかしこれは、私たちが生きる資本主義社会の現実です。
本記事では、
- 「労働収入」と「資産収入」の違い
- 一般のサラリーマンが「資産収入」を手に入れる方法
について説明していきます。
ぜひ最後まで読んで、豊かな人生を手に入れるきっかけとしてください。
サラリーマンの副業は「ストック型収入」を目指そう|スキルより大事なのは収入の「仕組み」
「労働収入」と「資産収入」について、説明します。
「労働収入」とは

労働収入とは、自分の時間(=労働力)を換金する仕事の対価を指します。当然、働くのを止めると収入も無くなります。副業の例としては、
- コンビニ・居酒屋のスタッフといった”アルバイト”
- せどり・動画編集の請負など
などが挙げられます。
コンビニや居酒屋のバイトといったものは、費やした時間が確実にお金になるというメリットがあります。しかし、知識やノウハウは蓄積されず、いつまで経っても時間の切り売りにしかなりません。
最近流行の”せどり”・動画編集も、自分の手でやっているうちは労働収入です。
(”せどり”とは、ホームセンターやコストコなどで安く買ったものを、ネットで高く売ること)
しかし、せどり・動画編集などは知識やノウハウが自分の中に蓄積されるという点で、コンビニや居酒屋のバイトと違います。
また、外注をしたり人を雇ったりして、組織にして経営をするといった展開も可能。そうすることで、自分が働かなくても自動で収益が出る”システム”を作れます。
その”システム”ができれば、つぎに説明する「資産収入」の仲間入りを果たせます。
「資産収入」とは
自分が働かなくても、商品やシステムといった”資産”が稼いでくれる収入を指します。例えば、
- 本・音楽・映像作品などの”コンテンツ収入”
- 発明の特許収入
- 不動産からの賃料収入
- 株からの配当、債権の利子など
- 自分で立ち上げた・または買ったビジネスからの収入
といったもの。このような収入で生活できる人は、会社に縛られることなく自由な人生を謳歌できます。
会社員・公務員でも実現可能な資産収入は、「不動産の賃料」
サラリーマンが資産収入を得るのは、難しいように見えます。しかし、上記の中で比較的簡単に実現できるものが、ひとつだけあります。
それが、不動産からの賃料収入。
簡単にいうと、アパートのような収益不動産を買って、大家さんになるということです。
「アパートって、何千万円もするんでしょ。簡単に買えないよ」
と思うことでしょう。
しかし実際のところ、多くの会社員・公務員がアパートのような収益を買っています。理由は、安定した給与所得があるという”属性”を利用してローンを組めるからです。
「アパート買うの、怖くない?」という人が多いですが、実際のところマイホームを買う方がよっぽど怖いです。
3千万円借りてマイホーム建てるくらいなら、5千万円借りてアパート買う方が、よほど賢い選択なのは間違いありません。ローンは入居者からもらった家賃で楽に返済して、手残りは自分の生活費の足しにもできてしまうので。
実際に、私も2018年に新築アパートを買いました。月々20万円程度のキャッシュフローを得ています。
家賃収入40万円 ー 銀行返済18万円 ー 諸経費2万円 = キャッシュフロー20万円
というのが、大まかな収支です。アルバイトよりも遥かに割がいいのは間違いありません。
サラリーマンの「稼ぐ」は幻想
世の中では正規雇用か非正規雇用かといった議論が盛んですが、本当に賢い人は別のところを見ています。
実際のところ、正規雇用の社員とはいっても”名ばかり正社員”だってたくさんいます。また、会社の都合でブラックな労働条件になったり、リストラに怯えたりしなくてはなりません。
ここで注意したいのは、正社員というのは、単なる雇用形態でしかないということ。
将来性があるとか、長期的な安定性があるとか、そいういった個人の”未来”を決める要素とは関係ないのです。単に社員はクビを切りにくいという法的な縛りがあるだけ。
会社員として「働いて稼いでいる」と思い込んでいる人がほとんどですが、実際は「搾取されている」と考える方が正しいのです。
繰り返しになりますが、正規雇用であれ非正規雇用であれ、会社員・公務員の給料だって「労働収入」であることに変わりはありません。
会社員は自分の時間を切り売り・換金しているだけで、儲けているのは会社。ほとんどのサラリーマンは、この現実に気づいてすらいないのです。
労働は搾取
社会人として成長し、会社の”戦力”となっているサラリーマンたち。自立した「一人前」の大人として生きています。立派なことです(皮肉ではなく)。
しかし残念なことに、自分が稼いでいるわけではありません。
人間を使って働かせることで、会社が儲かるから雇っているだけ。会社側からすれば、社員なんて単なるコストに過ぎません。
だから、いつまで経っても会社の歯車・部品。そして、消耗していく。
公務員の場合、お金を搾取されてませんので会社員よりはわかりにくいですが、実態は同じです。
給料だって、働きに応じて払っているわけではありません。会社が2倍儲かったから、あなたは2倍働いたから、給料も2倍ね・・・とはなりません。
では、給料とは何なのかというと、単なる”生活費”です。
社員が生活できて、明日も会社に出てこればいいのです。そのために必要な分だけを給料として渡して、働かせ続ければいいんです。
つまり、サラリーマンは一生懸命働いて稼いでいるつもりでも、実は搾取されているだけなのです。それが資本主義社会の厳しい現実です。
なので、仕事がイヤな人はどうのこうのと言われますが、実は「正常」なのです。
モノではなく、お金の流れを理解しよう

サラリーマンというのは、会社に搾取されているだけではありません。
国からも税金や社会保険料という名目で、わかりにくく搾取されています。
さらに私生活でも、車や家・子供の教育というお金の”罠”が待ち構えています。
そんな中、家や車をローンで買って、見た目の裕福さを自分の”ステータス”と錯覚している人のなんと多いことか。
われわれ庶民には、お金の知識を与えられていない。お金の流れが見えてないから、収入と支出だけを見て買える・買えないを判断。そして消費に走ってしまう。
だから、会社からの給料が途切れたら、すぐに干上がってしまうという状態が続く。ラット・レース(ネズミの競走)から抜け出せない。
・・・このあたりはロバート・キヨサキ氏の名著「金持ち父さん・貧乏父さん」に詳しく書かれています。長い本ですが、興味のある方はぜひお読みください。
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント : 経済的自由があなたのものになる (単行本)
「資産収入」は、やったもん勝ち
高学歴で仕事のできるエリートたちほど、「お金の罠」に気づいていない人が多いようです。なまじ上手く生きれているためでしょうか。
いわゆる”賢い”人たちが、会社に縛られる生活に満足しているのが日本の社会。だから、資産収入を得ようと、行動を起こした人にとって、意外と敵は少ないのです。
とにかく副業は、「やったもん勝ち」。
最低限の準備をして、とりあえずやってみること。0を1にするだけで、見える景色が全く違ったものになります。
とにかく行動を起こすことが、人生を変える第一歩になります。
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